博物館の水辺

ヤゴの顔 博物館日記

博物館の中庭には池があり、昨年の秋には産卵にくるトンボたちを何度か見かけていました。
春には池の中に何匹かのヤゴの姿もあり、順調に成長していることが判明。

そしてとうとう先日、すらりと伸びる蓮の花のつぼみに何かいるのを発見。
よーくみてみたら、なんとヤゴでした。
正面から見るととてもおめめが大きくてかわいい。よく見ると下あごも確認できます。


見つけたときは夕方だったので、これから羽化するのかも!!と思いながらも帰宅しました。
翌朝、無事に羽化したかな?と期待しながら確認に行くと、昨日と変わらぬ姿。
おや??と思いながら触れてみると、「カサカサ」とした音。

昨日の姿はもうすでに羽化した抜け殻だったのです。
羽化の瞬間は目撃できなかったのですが、博物館産のトンボがどこかの空を飛んでいると思うと、なんだかほっこりします。
また、今年も生まれ故郷に産卵に来てほしいと思います。